天然素材、ホウ酸の力でシロアリから家を守ろう。

2016.05.24

シロアリは家の大敵

玄関枠

 

正式名称、アメリカカンザイシロアリ

近年、土着のヤマトシロアリやイエシロアリに変わって新しい脅威となっているのが、
1970年代にはまだ少数被害だった、外来種である『アメリカカンザイシロアリ』の猛威です。

アメリカカンザイシロアリは比較的暖かい関東地方に多く生息しています。
土着のシロアリとの大きな違いは、飛ぶことが出来るためどこまでも飛翔して広範囲に被害を広げていきます。
在来種のシロアリは土中からトンネルをつたって家の中に進入してくるのに対し、アメリカカンザイシロアリは家のあらゆる所から侵入してきます。

 

蟻生体体長 6~8㎜
体色 赤褐色ないし黒褐色(羽の色は褐色、前縁部は特に濃色) 
群飛時期 7~9月の昼間
  
コロニーは小さく、特別な巣や蟻道はありません。木材の穴を開けて集団で生活しています。
加害習性ダイコクシロアリに似ています。乾材のみを加害し、被害材の孔道孔から乾燥した砂粒状のフンを排出します。
分布東京都、神奈川県、兵庫県、和歌山県のほか、大阪府、富山県、山口県、鹿児島県、沖縄県などでも発生しています。今後、さらに各地で発見される可能性があります。

 

 ホウ酸による防蟻

ホウ酸は、『ホウ酸塩鉱物』といわれる天然の鉱物を精製して作られます。
身近なところでは、コンタクトレンズの保存液や目薬、害虫駆除のホウ酸団子などを思い出す方も多いかもしれません。

 

天然素材だから安全

ホウ酸

間違えて人間が摂取したとしても、毒性は食塩を摂取するのと変わりません。
代謝機能を持たないシロアリやゴキブリのような生物にのみ猛毒となるのです。
※ホウ酸は、農薬系の防蟻材のように揮発しないので、シックハウス症候群など建材由来の公害要因になりません。 

 

ホウ酸の力でシロアリを防ぐ

1:海外ではポピュラーな防蟻処理法

ハワイでは長い間シロアリの被害に悩まされていました。
そこでハワイ州では、1992年からホウ酸による防蟻をはじめました。
結果、現在ではほとんどのシロアリ被害を解決することができたのです。 

 

使用後薬剤

 

2:半永久的に続く防蟻効果

ホウ酸は有機物ではないので揮発や滅失しません。
したがって効果がなくなることはありません。
弱点といえば、水溶性なので長期間水に濡れると溶けてゆきます。
ですが住宅建築では水濡れすることはまずありませんから、その心配はありません。

 

LD3

 

3:簡単な施工方法

防蟻用の製品となっている『エコボロン』や『エコパウダー』などを使い、噴霧器にて基礎周辺、土台、柱、断熱材の一部などにホウ酸を吹きつけます。噴霧後は、そのまま乾燥させて施工完了です。
※有機系の防蟻材の様に人間の防御や、近隣に対して気を使うこともありません。 

 

西

新築住宅の場合、ホウ酸の防蟻処理の方法は上棟後の屋根と外壁の構造合板が貼り上がったタイミングで、内部から噴霧処理を行います。
これは、屋根と壁が出来上がっている状態ならば、雨に濡れてホウ酸が流れないという理由からです。

ホウ酸は水溶性の物質なので、水分が苦手です。雨対策や工事工程上の工夫が必要となります。

 

土台

 

まとめ

ホウ酸による防蟻処理は、人間の健康を守る上でも理想的な材料です。
家族の健康も守り、地球にも優しいホウ酸防蟻はこれからもどんどん普及していくでしょう。

 

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