「断熱材『セルロースファイバー』は沈下するのか?」確かめてみた。

2016.02.01

こんにちは。設計の吉野です。

好きな漫画はスラムダンク。
仕事のモチベーションを上げるときには
「オヤジの栄光時代はいつだ?オレは今なんだよ!!」の名シーンを繰り返し頭の中でリピートしています。

 

・・・。

 

さて、今回は藍舎でお勧めしている素晴らしい性能をもつ断熱材『セルロースファイバー』について興味深い実験を行うことができましたので、さっそく“今”、ご紹介させていただきます。

断熱材『セルロースファイバー』とは

原料は皆さんの家にもある新聞紙。この断熱材は施工性能、防音性能、防火性能、調湿性能、防虫性能、健康性能と、5つの要素を兼ね備えているのが特徴です。中でも隙間が発生しないことが最大の強み。詳しくはコチラ(藍舎HP)

 そんなセルロースファイバーを藍舎では標準仕様としております。
でも売る立場としてはデータを鵜呑みにするのではなく、ちゃんと確かめる責任があるのではないか?と当初から疑問を感じておりました。

 

という事で!

 

今から『セルロースファイバーは本当に沈下するのか?』という実験を行いたいと思います!

舞台はセルロースファイバーを施工した築10年の家(藍舎の親会社であるAsWell代表の加藤宅)。
こちらに訪問して室内壁を剝がし、検証してみることにしました。

 

メンバー紹介

今回の企画に参加するメンバーをご紹介します。DSC03904-1024x680
設計部の吉野(私)。

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営業部の千葉。

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工務部の田中。
以上の3名で推敲なる実験を行いたいと思います!

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今回検証する代表・加藤家はコチラ。

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加藤家の皆様です。

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今回は子ども部屋で検証します。早速、床が汚れないように養生をして検証開始!

 

まずは壁に穴をブチ開けよう!

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千葉が先陣を切り、思い切りバールを壁に叩きつけました。 

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穴を広げ、どんどん壁を剥がしていきます。 

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きれいに剥がすことに成功。

 

いよいよセルロースファイバーを覆うシートが丸裸に。

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まずは、優しく上から触れてみる。
手触りは吹き込んだ時のようにフカフカしている。
決して湿気を吸い込みすぎてダレてしまっている感じはしない。

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次にシートを剥がしてみる。これでセルロースファイバーが露わになります。

息を飲む一同。ここでも先陣切ってカッターを入れる千葉。果たして沈下は起こっているのか!?

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果たして結果は・・・

 

 

 

 

 

  

・・・

 

 

 

 

 

 

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おお!沈下していません!!
見た目的には、施工時とほぼ同じです!

 

セルロースファイバーを削ってみた

見た目はいいものの、それは表面だけかもしれない。
肝心の中身を確認するために今度は直に削ってみます。

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なんと中身も新品同様!!
パンパンに詰まっています!すごいぞセルロース!!

 

ついでに防火性能を確認するために燃やしてみた

見た目も中身もOK。
でも防火性能はどうでしょう?

性能が落ちていては私たちは普段からお客様に嘘をついていることになってしまいます。
そこで・・・

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見た目だけで判断せず火をつけてみました。

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なんと防火性能もクリア!!
もちろん焦げ目は付きますが、それは新品でも同じ!(正直ホッとしました) 

それでは壊した壁の片付けをしていこうと思います。ありがとう加藤代表!

 

しかし、普通に戻すのではつまらないので・・・

ここで工務部の田中が登場。

「普通に戻すんじゃおもしろみがないなぁ」と、
あらかじめ持ってきていた建材を取り出し、なにやら作業を始めました。

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シートの上から合板を張り、

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なにやら色がついた壁を上張りしました。

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さらに棚も取り付けています。

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なんということでしょう。
巧の手によって、これまでなかった可動棚が作られました。
黒板塗料を塗った板を壁と見立てる。これぞ“巧の技”。

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お嬢様は大喜び♪

 

総論

セルロースファイバーは10年後も沈下することなくパンパンに詰まっていました!防火性能の劣化も見当たらず一安心。

世にある断熱材でも当然全ての素材に長所短所があります。今回はその中でも多機能なセルロースファイバーに光を当ててきましたが、出来うることならばプロとして他の断熱材の10年後も確かめていきたいと思います。

また、セルロースファイバーも20年、30年と経つとどうなっていくのか。こちらも随時経過を追って行きたいです!乞うご期待!

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