断水時、エコキュートからの水の出し方

2018.08.30

こんにちは、住宅アドバイザーの塩田です。

 

今回は、前回 給湯器のご提案 電気利用のエコキュート 編 でご紹介させていただいた『エコキュートから非常用水として水をとりだす方法』をご紹介します。

と、その前に?

エコキュートを軽くおさらいしましょう。

 

エコキュートとは?

電気エネルギーを使い、大気の熱を組み込み、熱エネルギ-を生み出してお湯を作る省エネルギー機械です。

エコキュートの本体となる貯湯ユニットの中には80℃~常温水が貯められており、50℃~30℃の中温湯を作り効率よく使用します。

そのエキュートには『3つの特徴』があります。

 

①  深夜電力を使って必要な分のお湯を沸かす。

② 災害時にはエコキュート本体より水を抜き出し非常用水として利用できる。

③ ガス料金が気になる地域在中の方に朗報なオール電化のご提案。

 

 

それでは、さっそく特徴その②にある非常用水として利用できるという、『エコキュートから非常用水として水をとりだす方法』について詳しく取り上げたいと思います。

 

 

非常用水として利用できるって本当?

 

近年地震や土砂崩れ、豪雨などの自然災害でライフラインが影響をうけてしまう日本。

皆様は『もしも』の時のために、何か対策はしていますか?

家に水や食料を備蓄したり、非常用トイレやカセットコンロ・ガスボンベなどを準備し、家族全員が分かる場所で管理できると安心ですね。

 

特に水は、飲料水や生活用水で利用する為、多くの備蓄が必要になります。

必要とわかっていても?

「自宅に井戸水があるから水道が止まってもが大丈夫!」など、お水に関して万全の備えがある方は少ないのではないでしょうか?

 

そこでエコキュートを取り付けている方は要チェック!

エコキュートには、本体に貯めているお水を断水時に排出し、非常用生活水として利用する事ができます。

しかし、エコキュートは一度加熱した水をタンクに蓄えているなどの理由により非常用に取り出した水は飲料水にはできませんので注意が必要です。

またお風呂の湯船をためた後や、家族みんながシャワーを浴びた後等、貯湯ユニットに水が溜まってない場合は利用できないのでご注意ください。

 

取りだす為の準備

 

非常用水をエコキュートの取水栓から取り出す上で必要道具があります。

 

・バケツ (水を汲む為に必要です)

・ホース (あれば非常に便利ですが、今回はホースを使っていません)

 

 

 

非常用取水栓の使い方 

 

それでは早速、お水を取り出す非常用取水栓の使い方を紹介します。

まずは、エコキュートの本体を探します。

家の周りを見て回ってください。

 

 

身長より大きい箱の貯湯ユニット(写真左)とファンが付いたヒートポンプユニット(写真右)があると思います。

その大きい箱である貯湯ユニットから溜めてある水を出します。

 

 

 

①カバーを開けます

ネジを回しカバーを取り外します。

工具を使用せず、素手で回すことができました。

 

 

②漏電ブレーカーをOFFにします。

 

通常エコキュートは通電しておりますので、カバーを開け漏電スイッチをOFFにします。

 

 

➂給水専用弁を閉じます。

パイプが近くにあり見えにくく、少し回しにくいですが給水専用弁をしっかり閉めます。

 

 

④逃し弁のレバーを上げます。

 

頭上近くにある蓋を開け、逃がし弁のレバーを下げます。

 

 

 

⑤非常用取水栓を開き容器に入れる。

 

一番右側にある栓を左に回します。

※この時、高温のお湯が出てくる可能性があるので火傷等、十分に注意して回してください。

 

ホースを使用する場合は、一番右にホースを刺してから左方向へ回してください。

 

 

 

撮影の際は、ホースを使用していなったので注意しながらゆっくりひねると・・・

お水が出てきました!

ちなみにこの時の排出水は熱くなく、常温でした。

 

 

まとめ

 

メーカーさんの説明書を拝見するととても難しそうなイメージでしたが、いざ取り出し方法を行ってみると意外と簡単に出来ました。

非常用水栓の使い方は、貯湯ユニット本体に記されていることが多く、その説明を見ながら作業ができます。

※作業方法は、エコキュートの種類によって用法や排水ユニットの場所が変わってきますので注意ください。

 

水を抜き始める準備は、開始から約15~25分程で行うことができました。

エコキュートを所持しているご家族さまは、いざという時のために一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

以上、『断水時、エコキュートからの水の出し方』でした。

 

 

この記事を書いた人

塩田 新菜

塩田 新菜

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