人気の床材4種類を、ある2つの実験を行い比較してみた。

2016.02.15

家造りに欠かせない物の1つ。それが床の仕上げ材です。

一口に床材とは言っても、合板フローリングから無垢の床材まで様々な種類があります。今回は床材の表面温度と表面強度を比較するために実験を行いました。

実験に使用した木材はコチラ

  1. 合板フローリング(厚み15mm)
    一般的に住宅造りに使用される代表的な床材です。比較対象には最適です。
  2. パイン無垢材(厚み20mm)
    弊社でも頻繁に使用している床材です。自然な風合いに人気があります。 
  3. 杉無垢材(厚み30mm)
    ちょこちょこ採用しているのが、この杉無垢材。パイン材よりも色が濃く好みが分かれますがこちらも人気の床材です。
     
  4. オーク無垢材(厚み18mm)
    藍舎では標準仕様のオーク。表面が硬く、強度が強いと言われています。

それでは始めます。

実験1:表面温度の測定

表面温度を測る目的は、実際に床を歩いた時に足で感じる『体感温度』を比較したいと思ったからです。モデルハウスの同じ気温の場所に置いてある各床材に、直接温度測定器をあてて調べました。

■1.合板フローリング

床材2表面温度:13.9度

■2.パイン無垢材

写真4表面温度:15.0度

■3.杉無垢材

写真5表面温度:16.2度

■4.オーク無垢材

写真6表面温度:15.2度

■考察

1.合板フローリング  13.9度 
2.パイン無垢材    15.0度
3.杉無垢材      16.2度
4.オーク無垢材    15.2度

合板フローリングに比べ無垢床材のほうが温かく床材の厚みによっても多少の温度変化が見られました。
これは実験前に想定していた結果と変わらず、でした。

実験2:表面強度のテスト

こちらの実験では、各床材に重さ5kgのダンベルを1mの高さから落としてみました!今回は、極端な状況を想定して実験してみます。写真7それでは実験開始。

■1.合板フローリング

写真8分かりにくいですが、若干凹んでいます。

■2.パイン無垢材

写真11合板フローリングに比べるとやはり無垢の針葉樹であるパインは少々キズがつきやすいです。

■3.杉無垢材

写真12こちらが一番キズがつきやすいかな~、と思ってはいました。
やはり杉材はダンベルの跡くっきりついてしまいました。

■4.オーク無垢材

写真14さすが広葉樹(硬い木)ですね。その他の床材と比べキズが目立ちません。

やはり新建材強し!合板フローリングは見た目もほぼ傷が目立たなく傷に強いですね。それに比べ無垢床材たちパイン・杉は針葉樹の為柔らかく傷つきやすい傾向。しかし何と言っても一番の強度を見せたのはオーク材!傷が全然目立ちませんでした! 

結論

遊び盛りの子供がいるので家はオークにしよう!
裸足で歩いた時の木のぬくもり・感触がいいからパイン!杉!

などなど、ご参考にして頂ければ幸いです。

余談ですが、無垢材は水を付けると表面が膨らむので、何か物を落として床が凹んでしまった際は水をかけてください。これで多少の傷ができても心配いりません。

写真15

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