藍舎は、千葉県産材にこだわる

BOSO

木材の73%が輸入。それらの多くに「防腐剤」が塗り込まれている

「自然素材」「エコ」「無添加」というワードや無垢材を使った家づくりが流行しています。しかし、その一方で日本の林業が衰退の一途を辿っていることをご存じですか。現在、日本の総木材供給量は約7,440万㎥。そのうちの約73%(約5,431㎥)が海外からの輸入に支えられているのです。食料自給率の低下や少子高齢化だけではなく、日本の家に日本の木が使われていない状況を憂う声はあまり聞こえてきません。なぜなら、そこに大量の防腐剤が使われているという現状がまったく知られていないからです。

千葉の林業は、さらに崖っぷちに追いやられている

林業従事者の減少、森林所有者の高齢化。千葉県の林業はすでに成り立っていません。杉や檜が生息する森も、間伐が行われなくなれば大地は痩せ、土砂災害を引き起こします。スギ林が放置されれば花粉症患者も急増する。日本の森林の40%は木材の供給を目的に造られた人工林なのですが、木が売れず、人が山から離れたことで放置された「死んだ森」も数多く存在してます。そして、海は森でできているのです。これは有名な言葉ですが、まさしくそのとおりであり、ここ最近の頻繁な土砂崩れなどはこの「森が荒れる」事が原因と言われています。

事業コンセプト

“千葉の森の家”の促進は“千葉の森の美しさ”の促進

川上と川下

林業の方とお話をしていると“川上”と“川下”という言葉が出てきます。ここでいう川上側とは「森から木を伐採する側」で、川下側は「木を二次加工三次加工し消費者に直接販売する側」という事。日本の木、そして千葉の木は外国から安く大量に輸入される木材に全く見劣りするものではないし、何よりも防腐剤などの薬剤漬けにする事もなく、それこそ「素性のわかる材料」として使用できます。川上側である林業、森林組合の方がいくら頑張っても、川下側の受け皿がなければ全く意味をなさないのだ。この“受け皿”とは消費者の方の理解といえるのかもしれません。

反対に川下側が「県の良い杉や檜を使って、顔の見える建築をしたい」と思っても、伐採間伐計画から搬入経路の確保、そして乾燥技術などが問題にもなる。この「千葉の森の家」という事業は、この川上側から川下側、そして行政機関が一体になって取り組む事でしか絶対に成り立たちません。川下側である工務店や家具屋が、千葉の無垢の木を用いて良質な住宅を建て良質な家具を造っていく。その受け皿により産業として成り立ち、川上側は木材を販売した利益により、山を守るプロジェクトも雇用が出来るようになるのです。

こうして森が守られる事により数十年後、私たちの孫世代の家造りなどに採用されていくはず。だからこそ森を管理していく事はとても大切なのです。数十年後に綺麗に管理された森が千葉に蘇る事を思うと、「千葉の森の家の促進」はイコール「千葉の森の美しさへの促進」で在る事ができる。森林組合を中心とした林業、一次加工、二次加工をする製材業者、消費者に届ける工務店や家具工房、そして行政。この四位一体の合同プロジェクトがこの「千葉の森の家」。千葉県が数十年後、美しい森の県になることを目指して。

川上と川下

“千葉の森の家”を建てる3つのメリット

まず1つ目は「顔の見える材料・究極のトレーサビリティ」。どこの山に何年前に植林をし、樹齢何十年経った樹木なのかを、誰がどのタイミングで伐採し、だれが乾燥させ、誰が製材をし、どの職人が現場で組み上げていったのか。その全てが見えると言う点。これは消費者側だけではなく、造り手側も目指すべき理想と言えるでしょう。それが千葉の森や海、そして雇用を守る事になるためにもなるのです。

2つ目は「木材の乾燥技術が非常に高い」という点。現在日本で流通している輸入木材のほとんどは、早く安く簡単に・・という売り手側の理屈から、100度を超える乾燥釜で2~3日で乾燥をさせています。これでは木材が持つ酵素を壊し、粘りのない素材を産んでしまう。反対に自然乾燥や低温乾燥でゆっくりと乾燥された木材は年数が経つほど照りが出て、木材の中の割れも非常に少なくなります。もちろん私たちは後者を採用しており、さらに木材の持つ強度を検査して非常に質の良い無垢の木を使用しています。

最後に3つ目。木材には等級がありそれぞれがランク付けされる中でも「千葉県で採れる特A材のみを採用」しています。それも年輪廻りの赤身を中心とした、芯を持つ材料を厳選して。千葉県は降雨量が少ないため、実は1本の丸太から図太い柱材がとりづらいのです。それが故、1本の木から1本の柱材を採るという贅沢な使い方をしています。

究極のトレーザビリティへ

林業と消費者を繋ぐ媒介としての事業へ

林業と消費者を繋ぐ媒介としての事業へ
林業と消費者を繋ぐ媒介としての事業へ

良質な材料、良質な乾燥、良質な製材、そして良質な設計と施工。これらがひとつでも欠けては、このプロジェクトは上手くいきません。しかしもっと大切なのは“千葉の森の家”に住まう消費者です。千葉の森の貴重な材料を用いて、いかに満足のいく暮らしを提供できるか。これは私たちの永遠の課題でもあります。

良質な木材は残念ながら無尽蔵には出てこないので、森の整備スピード以上の製造はできません。無理をして質が低いものを出してしまっては本末転倒です。森林組合との連携の中で初年度であった2015年度から年間限定20棟でプロジェクトを進めています。

千葉県で生業を行う工務店として、千葉に住まう人が千葉で育った木で家を建てるお手伝いし、地場林業と消費者を繋ぐ媒介でありたい。千葉で生きていくことは、千葉が元気になることに尽力することだと心から思っています。

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