ミニ実験:キッチン天板素材の色々

2016.10.11

 

こんにちは。こんばんは。おはようございます。設計士の押谷です。

設計の打ち合わせ中によくこんなお声を耳にします。

「キッチンのワークトップの素材って色々あるけど何がいいんだろう?」

確かにメーカーがキッチンで使っている素材は、とてもたくさんあって選ぶのが大変ですよね。
そこで今回は、中でも人気の高いステンレス、人工大理石、メラミン素材の3種類で性能面の調査を目的に実験を行います。

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実験の概要

ステンレス、人工大理石、メラミン素材を用意し

  1. 耐摩耗性:金だわしでこすった時の表面の傷つきやすさ
  2. 汚れの付着しにくさ:油性マジックや醤油の汚れ落ち具合の結果
  3. 耐熱性:油を熱した鉄製フライパンを1分間放置した場合の結果

以上の3項目で実験しました。

実験1:耐摩耗性

まずは、金たわしで素材をこすった時にどのくらい傷がつくかの実験です。

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どの家庭でも良くある金たわし。
これで表面をゴシゴシしてみました。

実験1-1:大理石

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ゴシゴシ・・・

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表面の滑らかなコーティングがはがれ、よく見ると傷がわかる感じ。

 

実験1-2:ステンレス

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ツルツルと滑ってまったく手ごたえなし。

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近くで目視すると少し傷がついている。

 

実験1-3:メラミン素材

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こちらもツルツル滑って手ごたえはありません。

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近づいて見ても傷がついているようには見えませんでした。

 

実験2:汚れの付着

準備したものはコチラ!

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マッキー(油性マジック)。

3種類とも藍舎のAを描きました☆

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表面が乾いたら・・・

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キッチンにあったマジックリンを吹きかけます。

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これを1分おいて・・・

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指でくるくるーっとします。

それでは結果を見ていきましょう。

実験2-1:大理石

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人口大理石は油性マジックが少しにじんだだけで、消えません。

 

実験2-2:ステンレス

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ステンレスはとてもきれいに落ちました。

 

実験2-3:メラミン素材

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こちらもとてもきれいに落ちました。

 番外編

でも、キッチンで油性マジックを使うことってあまりないですよね。
今更ながらこちらでも実験を。

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お馴染み“キッコーマン”さんのしょうゆ。
各素材に数的垂らし、3日間放置しました。

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放置しただけあって、結構こびりついてますね!

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でも、全ての素材で綺麗に取れました。 

実験3:耐熱性

まずフライパンに油を入れて熱々に熱します。

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温度はなんと200度!!

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こちらを各素材の上に置いてみます。

 

実験3-1:大理石

 

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人造大理石は黄色くなると思っていましたが、1分ではそれほど変化はありませんでした。

 

実験3-2:ステンレス

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ステンレスにも変化はありません。
ただ、ものすごく熱いです。

触ったら確実に火傷します。

 

実験3-3:メラミン素材

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メラミンは全く変化なし。
やっぱりこの素材は強いですねー。

 

 まとめ

kijizu1

結果は上の画像の通りとなりました。

人造大理石は熱に強く、ステンレスは汚れの付着を拭き取りやすい。
メラミン素材はすべての実験で好成績を残しました。

これをみると1番丈夫なのはメラミン素材に見えますが、
「キッチンはデザインが一番大事!」
という方もとても多いのです。

機能性や耐久性を含め、皆さんも自分にあったキッチンを選んでみてください。

 

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