給湯器のご提案 ガス利用のエコジョーズ編

2018.07.19

こんにちは、住宅アドバイザーの大久保です。

お家を建築される際に大切なるライフライン。

その選択肢の一つとして電気・ガス・灯油など、沢山の熱源種別がある中から選ぶ給湯器。

前回ご紹介した 給湯器のご提案 電気利用の エコキュート 編 に次いで、 ガスを熱源に利用する エコジョーズ 編 をご紹介します。

 

 

今回は藍舎で標準仕様のエコジョーズメーカー、 ノーリツ さんを取材させていただきました。

 

 

ガスを使用する エコジョーズ ってなに?

 

 

(ノーリツ HPより)

エコジョーズとはガス給湯器の中でエコモデルとして開発された上位機種ブランドのガス給湯器です。

ノーマルタイプである従来のガス給湯器に比べ、ガス料金・水道料金・待機電力を抑えながら快適な生活ができます。

 

熱効率と排気温度 

従来のガス給湯器は、水が通る熱交換機という配管に高温ガスを当て、ガスから熱を回収し温水にします。

その時の排気温度は200~230度。

そのエネルギーは都度排気され、今までは燃焼エネルギーの80%しか実際にお湯として活用できませんでした。

つまり、熱効率は80%となります。

しかし現在設置していただいてます エコジョーズ では、いままでは排出していた高温の排気エネルギーを利用し、あらかじめ60度程度に予熱できます。

その為使用ガスを大幅削減しつつ、従来通りお湯を瞬間的に作ることができます。

その際の排気温度は50~80度。排気ロスは5%。

従来品に比べ熱効率は15%も上昇し、95%となっています。

 

 

エコジョーズの『3つの特徴』

 

エコジョーズには『3つの特徴』があります。

 

① 瞬間的にお湯を沸かし勢いの良いシャワーを楽しめるのに、電気式給湯機と比べ お湯切れの心配なし

② 屋外壁掛けで、省スペースで設置可能

③ 初期費用が割安

 

以上がガスを使うエコジョーズの特徴となります。

 

 

設置スペースの話

 

 

外壁に設置することができ、省スペースです。

一般的なガス給湯器のサイズですが、上記写真の本体は 幅464 × 高さ690 × 奥行き240 (㎜) です。

 

こんな小柄なフォルムですが、瞬間的にお湯にします。

 

 

コストの話

 

初期費用は、エコキュート比べると半分以下です

しかし宅内にガス管の引き込みがない場合は、ガス引き込み工事が必要です。

 

ガス料金のランニングコストは、一般的に年間 134,000円。

全国の都市ガス平均より1カ月分を算出すると、約10,000円強となります。

 

 

エコジョーズはこんな方におすすめ

 

ガスを使うエコジョーズはこんな方におすすめです。

 

① 狭小住宅など屋外の給湯器の設置幅を気にされる方 

② シャワーの勢いにこだわりのある方

③ 初期費用を抑えたい方

 

 

実際にお客様から多く聞かれるQ&A

 

実際にお客様から多く受ける質問をQ&Aにまとめてみました。

 

Q:井戸水でも大丈夫なの?

A:可能です。 井戸水対応のエコジョーズ が製品としてありますので、ご提案をさせていただきます。

 

Q:お風呂を2階にした時、水圧は落ちるの?

A: 3階まで可能です。給水圧を上げるためのポンプを設置します。

 

Q:保障期間はいつまで?

A:弊社標準BL認定品のメーカー保証は2年です。

   また、ノーリツさんの場合、あんしんの3年保証制度もあります。

 

Q:シャワーを出したり止めたりしても温度は変わらないの?

A:湯温は安定しています。  シャワーを使用中など突然湯温が下がるのは不快ですよね。

   これを 冷水とのサンドイッチ現象 といいますが、本体内蔵のPROーTECメカ働き急な温度変化を防止してくれます。

 

 

Q:24号・20号・16号。〇〇号給湯器ってなんのこと?

A:1分間に排出する湯量のことです。

 24号給湯器は1分間に24Lのお湯を沸かします。24Lというと約バケツ2杯分の水量です。

 一般的なイメージでは?

 24号給湯器・・・4人家族向け

 20号給湯器・・・ご夫婦2人向け

 16号給湯器・・・ワンルームマンション向き

※但し給湯器の号数はお住いの地域の水圧にも影響を受けるため、ご希望の号数を設置することが出来ない場合もございます。ご了承ください。

 

 

まとめ

 

ガス熱源の給湯器 エコジョーズは?

 

・瞬間的に沸かし、お湯の残量を気にせず使える。

・都市ガスを利用する場合、お財布にやさしく経済的。

(※プロパンガスの場合は金額が高騰しますのでご注意ください)

・震災時、電気とガスの役割を分担することでライフラインの早期復旧を期待できる。

 

家族環境やお土地の状況によっても優先順位が変わると思いますが、ご検討際参考にしていただけますと幸いです。

以上、前編・後編とお付き合いいただいた給湯器に関するライフラインのご提案でした。

 

この記事を書いた人

大久保 紀和子

大久保 紀和子

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